カテゴリ:エッセイ( 4 )

たまに語ってみます

今日はご新規のお客様が2組います。

開業してから数年は
ご新規様の率が高かったこともあって
さまざまなことがありました。


ワンちゃん猫ちゃんがここへのお泊りに慣れていないために
まあ、夜鳴き三昧、とか
緊張しまくってご飯は食べないおしっこはしない、とか、
攻撃に出てくるツワモノに戦々恐々とか
色々ありました。


ここ数年は
お泊りのお客様の大半がリピーターさんとなり
慣れてくれているペットさんが大半なことと
私やスタッフが個性を把握できていることで
どういう部屋割りがいいとか、何が苦手か、などが分かるので
ペットさんに余計なストレスをかけぬように
到着前から計画を練ることができます。

お客様(ワンちゃん)同士がうちで顔見知りになって
仲良く遊べる間柄のワンちゃんたちもたくさんいます。


今日のご新規さん2組3頭のうち2頭はシャイさんで、
到着後すぐはこっちのお部屋だよ。と呼んでも
部屋に足を踏み入れるのを躊躇。

ウェルカムのおやつをあげたり
小さい子は抱っこで移動したりで
夜になった今はなれて寛いでいます。


これからお休み前のおしっこタイムを取って
消灯です。



今日もよく働いた。(笑)



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サンディちゃん
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by kabco | 2012-10-19 23:13 | エッセイ

欲求は青天井

1999年8月、自宅でペットを預かる仕事を始めた。当時住んでいたのは南沢1条3丁目の小さな4LDKだったが、生活空間の他に部屋が2つ余っていたのでそこを利用しようと考えた。新築から2年落ちで買ったその物件、しかも住み始めてからも5年間使われていなかった2部屋は我ながらきれいだった。お客様の数も普段は一部屋に1匹か2匹で、さほど部屋が汚れることもなく使っていたが、それでも「この仕事をやるなら新築は勿体無くて無理だな」、と新築する財力もないのに無用な思いをめぐらせたりしていた。
とは言え、お客様を迎えるにあたってはできるだけ新しくて奇麗なお部屋の方がお客様だって気分が良いのだから、部屋をきれいに保つことは永遠の努力目標である。

2000年8月、自分の愛犬バニラとおりーぶにも十分運動させた上、預かるワンちゃんにも散歩や運動をたっぷりさせたい欲求を満たすため、犬公園も作ってしまった。財産にもならない市街化調整区域なので、今にして思えばちょっと坪単価が高かったのだが、バニラとおりーぶは勿論、お客様ワンコにも有効に使っているので借金返済中はずっと生活苦だったことはもう忘れてもいいだろう。

2002年4月、川沿3条5丁目の5年落ちの中古物件に引っ越した。お客様を預かるための部屋数が増えることと、仕事する上でとても都合の良い間取りだったこと、庭でワンコを遊ばせられること、犬公園にも少し近くなること、あれこれメリットはあった。実際暮らし始めてから感じた効果は想像以上。背負った住宅ローンもかぶこにとってはやや想像を絶しているが、今が不景気だから何とかなっている。

2004年夏。Kabco&Vanillaセカンドハウス構想が静かに進んでいる。
大きく引っかかっていたのは、建築基準法の絡みである。かぶこが札幌市に動物扱い業の届出をしたときには用途地域のことなど指摘されることなく、すんなり受理され、かぶこは札幌市の動物取り扱い業者として登録されている。しかし、その後自宅預かりで届出を出した人たちがことごとく建築基準法上の「用途地域」で、動物業を開業してはだめな地域として受理されていないことを知った。無知であった。それを言えば、かぶこの家も「一種低層住居地域」で建築基準法上はダメな地域である。なので、堂々と開業可能地域である一種住居地域に託児所を持とうと思ったことが最大の目的。
静かで安全な環境で、普段の家庭環境のように静かに預かってあげるための託児所なのに、何十頭も預かる騒音まみれのペットホテルと扱いは一緒。法律はきめ細かさに欠ける。

ところで、物件を見る上で少しでも新しい物へと目が向いていた2年前までとは違い、今度買うのは築25~6年のかぶこの実家と同じ年代の家である。
ドアや鴨居の低さ、洋室の壁に使われている合板、和室の砂壁、集合煙突、大きなベランダ、どれもが昭和50年代の定番。
なぜこんな物件を買うかと言えば、1つには先に書いたように、動物たちの出入りによって傷んでもさほど心が痛まないこと。
2つには古い物を手直しして大事に使いたいリサイクル欲求。相続で売りに出されているこの家は、建てられたころは家族6人ほどが賑やかに暮らしていたらしい。今は誰も住まなくなって5年以上も経っているせいで外観は廃屋と見まごうばかりだが、中は意外ときれいなのだ。こうして手放される古家にかぶこがもう一度命を吹き込んで、人が出入りする空間になれば家も喜ぶんじゃないかと、ビフォーアフターに感化されたかな?。
3つには相場よりやや安い値段。安いなりの理由もあるのだが、とりあえず居住するわけではないので安いほうが良い。

住む訳ではないが全館でペットを預かろうとも思っていない。客室には2階の4つのスペースだけを使う予定で、1階はパブリックスペースとしてパピークラスを開いたり、「アレルギーに負けないワンコの手作りご飯」の研究の場に使ってもらったり、私たち夫婦が息抜きに使ったり、バニラとおりーぶが別荘として使ったり、旅行で来た人がワンコと一緒に泊まるのもいいかな、などと漠然と考えている。つまり買ってから考えよう。ってことでまだはっきり決めていない部分が大きい。売買契約は6月末ごろの予定である。

はい、費用のことですね。これは多分、犬公園の時の借金苦をはるかに上回る生活苦が予想される。かと言って、じゃんじゃんお客様を預かって売り上げを上げる気もないわけで・・・。

かぶこの仕事に絡んで大金を借金するのはこの家が最後だと思う。当面の目標としてはこの先5年位は今のペースで今の仕事を続けたい。人生の5年後など意外と想像通りには行かないことが多いので、その先のことはまたそのときに考える。セカンドハウスが要らなくなって人に貸したり売ったりするならそれはそれでいい。取あえず5年使うつもりでの購入である。

ずいぶん前からぼんやり浮かんでいたセカンドハウス構想が実現へと動き出したのは、今回世話になった不動産屋のお兄ちゃんとの出会いも大きな要因だった。昨年の10月、最初に気になった中古物件を見せてくれたのがそのお兄ちゃんで、以来足掛け8ヶ月、物件探しを手伝ってもらった。
8ヶ月前、まだ漠然としていたかぶこの構想を、金銭的にあっさりと具現化して示してくれた彼の功績は大きい。

にっちもさっちも行かない程の借金苦にならない限りは取り敢えずやりたい事でやれることはやってみる。まだ30代だからね。
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by kabco | 2004-06-23 00:00 | エッセイ

何がいいのか

自分(自社)が提供しているサービスを魅力ある言葉でお客様に訴えることは商売をする上で当然のことですよね。しかし、かぶこは自分の仕事ぶりや、提供しているサービスについて、飾り立てた宣伝文句で訴えることより、良いかどうかはお客様が決めてくださればいいと思っています。

例えば「自宅で預かっています。」この言葉でお客様はどんな想像をするでしょうか。
自宅でかぶこさんちの犬や猫と戯れながら、本当の家族と同じように生活しているのね。と思っている方、それは違います。我が家の預かり方は、基本的に「個室預かり」です。
それに、自宅で預かるからアットホームでストレスがない、とも言いません。確かにケージのホテルよりはアットホームですが、慣れないよその家ですからストレスはあって当然だと思うのです。

我が家の場合、我が家の犬と猫にそれぞれの生活空間(自分の部屋)があります。1階のバニラとおりーぶのリビングと、2階の猫のためのリビング。基本的には、そこにお客様が自由に出入りしていただくことはありません。何故なら、我が家のおりーぶは特にテリトリー意識や警戒心が強く、よそのワンコを招くことで過度のストレスを受けること。
また、猫の部屋によその犬や猫が出入りすれば思わぬ喧嘩の可能性があることは容易に想像していただけますよね。

それでも例外もあります。例えば知り合いのバーニーズが来たときはバニラとおりーぶの部屋で家族と同様に過ごしたり、猫が平気なワンちゃんを猫のリビングでサークルに囲うこともあります。猫の「のの」と「ごまふ」は犬が知らん顔だと自分たちも知らん顔です。
※念の為申しておくと、我が家は1階3LDK、2階も3LDKの間取りの二世帯用住宅で、6個の部屋のうち、5部屋と3帖半のサンルームをお客様用のお部屋として使っています。
また、混雑時には我が家の犬と猫をそれぞれお客様用のお部屋において、お客様をりビングに入れる事もあります。(お客様の環境はどのスタイルであれ、我が家の犬と猫にも耐え得るもの、試したこと、です)

個室預かりのため、比較的手がかかるのは「一人でいられない子」です。おうちで留守番が出来る子でも、環境が変わると不安でいてもたってもいられない子。そう言う子には、場合によっては24時間体制で誰かが付き添います。勿論大半はかぶこが付き添いです。すると、極端なことを言えば、トイレに行くのもお風呂に入るのもずっとその子と一緒。買い物にも行けず、他のお客様のお世話も殆ど他のメンバー(かぶ夫かバイトさん)に任せ、バニラとおりーぶの顔も見ない1日があったこともあります。自分の家にいるのに、です。
飼い主さんもそこまでは要求していないのかもしれませんが、そうせざるを得ない場合も現実にあるのです。まぁ、これは極端な例ですが、夜に目覚めて不安で吠え出す子に、近所迷惑になってもいけないので、すかさず「どうしただ?」と優しくなだめに部屋に行ってあげられることが、お客様にとっては良さかもしれません。正直、帰宅時間のある店舗預かりの人が羨ましく思う夜はありまっせー。
また、混んでる日は朝も5時半とか6時からお散歩がスタート。これも店舗預かりでは有り得ないことのような気がします。トイレを我慢させないことはかぶこのポリシーの1つです。
しかし、自分だけならどんな不規則でも寝られる時に寝たり、仕事だと思えば乗り越えられるものですが、朝になれば起きて仕事に行かねばならないかぶ夫がお客様の夜鳴きで何度も目覚めてしまった夜などは、ワンちゃんの寂しさやかぶ夫の立場を考え、色んな意味で心が痛みます。これから、かぶこのように自宅預かりをしたい方はこれが結構ネックになりますよ。

個室預かりと言っても、ずっと6畳間にワンちゃんが一人ぼっちだとすると、これも可哀相な話ですよね。猫さんなどは慣れて心を開いてくれるまで、かえってそ知らぬ顔でいなくてはいけない場合もありますが、ワンちゃんは大抵、誰かが接してあげると喜んでくれます。つまり、かぶことっての課題は、出来るだけお客様と一緒に有意義に過ごすこと。日記(今日のかぶこ)にも時々書きますが、犬付き合いができるお客様が重なった時は、そのワンちゃんにとってもかぶこにとっても幸運です。庭でも家の中でもワンコ同士で遊んでくれると、程よく疲れてくれるし、楽しんでくれるし、かぶこにとっても1頭1頭別々に遊び相手をするより楽ができます。いや、真面目な話、6頭くらいのお客様がいて全部個別対応だと、早朝から夜中まで、気力も体力も使い果たして倒れそうになります。好きな動物相手で優雅でいい仕事ね~、と思っている方もここで現実の厳しさが少し見えたでしょうか。

それから、最近とても増えている「ペットシッター」について。かぶこはシッターもやっています。しかし、預かりに大半の時間を割きたいので、進んでシッターを宣伝することはしていません。

環境が変わるのを嫌うのは犬より猫です。ですから、猫にとってはシッターは確かにお勧めです。しかし、夏の気温の上昇や冬の寒さ対策は大丈夫でしょうか。以前、シッターで通っている期間に、物凄い大雪の降った日がありました。雪国の方は分かると思いますが、ストーブの排気管が雪に埋もれると大変な事になります。道路の除雪もおっつかないくらいの大雪の中、排気管が埋もれていないかを指定の時間外に確認しに出向いたこともあります。私の知人のシッターさんはある大きな地震の日、依頼先のお宅を全件確認しに回ったそうです。
全部のシッターさんがこのような依頼以上の仕事をするとは限りませんし、私も言われなければ気づかない事態もあるかもしれません。あらゆる心配事は飼い主さんが気づき指示するべきなのかもしれません。また、それに応える準備があることが、シッター料金が時給でバイトを使うより割高な所以だとかぶこは考えています。(技術職でもありますし)
そんなこんなで、極端に暑い時期や寒い時期のシッターもあまりお勧めしません。

そして、かぶこは3日を越す留守番のワンちゃんにシッターは勧めません。
何故なら、ワンちゃんは飼い主さんをずっと待っているからです。
自宅にいてずっと自分を待っている愛犬を想像してあげてください。訪ねてきた人の気配や、車の音や、いつも仕事から帰ってくる時間や、色んなタイミングで今か今かと飼い主さんの帰りを待っているのです。ならば、他人の家だとしても、シッターで来てくれる以外の長時間を一人ぼっちでいるよりは、気がまぎれる我が家にいた方がいいんでないの?と言うのが私の考えです。

シッターの依頼に限らず、自宅に残した時に幾つか考えられる危険を挙げておきましょう。
例えば、泥棒が入ってガラスを割った。そこから脱走。(キャー)。
実際にあった猫さんの事例では、走りまわって勝手にストーブの運転ボタンをスイッチオン。夏だったら室温40度越えまっせ。(ヒー)。
猫さんがテレビのりモコンの上に寝そべった拍子にスイッチをオンにした上に音量ボタンを押し続けてしまい、テレビが爆音で鳴り続ける。ご近所の皆様、誠に申し訳ございません。

などなど。
とは言っても、どうしてもシャイで自宅の方が向いている子、金銭面のこと、何かの理由で我が家で預かれない場合など、色々話し合った結果シッターでのご契約になることもあります。

預け先として1番いいのは、身近な友人や親戚で何度も自分のペットに会っているとか、何度も連れて遊びに行ったなどして、もっとも自分のペットを分かってくれていてもっとも信頼できる人が、幾ばくかのお小遣いか旅先のお土産で預かってくれることかもしれません。
しかし、命を預けることで相手に負担をかけることを忘れてはなりませんし、
何か事故が起きても預けた自分の「自己責任」を省みなければなりません。
だからと言って、「いやいや、素人さんに任せるなんてだめだめ。絶対安心なプロのかぶこにお任せを。」とは申しません。
あらゆる危険を想像して予防に努めている点では素人さんを圧倒してる自負はありますが、他より、誰かよりいいかどうかは、お客様が決めてくださることです。
私はやっていることをやっている通りに伝えたいです。
そして、それを選んでくださるのなら、私は感謝を込めて、優しさと責任を持って、
ペットさんのお世話をしたいと思います。

決めるまでに何がいいのかを一生懸命考えるのは飼い主さんの役目です。
選んでくださったお客様が「間違いだった」と落胆することがないよう、
新しいお客様を紹介してくださったお客さまが誇れるような仕事を追及していきます。
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by kabco | 2004-05-15 00:00 | エッセイ

託児料金を考える!

最近、ホームページを公開している方にも、そうでない方でも、我が家のようにペットを自宅であずかるペットホテルが増えてきました。我が家のことを知って始めた方もいれば、独自に夢を描いて営業している人もいらっしゃるようです。
そんな同業のみなさんが、預かりの料金を決めた時には、私がそうだったように、他のペットホテルの料金など市場調査したことだと思います。

貧乏育ちのかぶこが料金を決める時に真っ先に考えたのは、「お客様のためにできるだけ安くしたい。」でした。

同業他社(他者だな)がいる中で、同じ事業で後発する時には、先駆者のノウハウを真似ればいいと言う楽な部分と、更に良いサービスを考えてから開業できる猶予があります。
いよいよ開業し、お客様を獲得するための訴求に「サービスが他よりよくて料金が安い」と言うのはたいへんな魅力です。私も開業当初は今より料金が安く、時間延長料金やこまごました追加料金の設定はしていませんでした。その頃泊まったお客様でかなりラッキーだった方もいらっしゃいます。(ラッキーだった方、つまりかぶこが非常に苦労したお客様と言うことでもあります。(^^;)

さて、では料金を考える時、これは預かるシッターさんにとって自分の労働に対する「対価」ですね。1泊2,500円のワンちゃんが1ヶ月泊まってくれると、30泊として75,000円。お支払いするお客様にとっては安い金額ではない、とかぶこは思います。かぶこがお客様の立場なら、いかにしてこの金額が安く済むかをあれこれ考え、調べ尽くすに違いありません。しかし、私にとってにとって、また自分の愛犬愛猫にとっては安ければいいと言うわけでもありません。預けるのは自分の大事な家族。倉庫に物を預けるのとは訳が違います。そこで、環境や預かってくれる人を見て、内容と料金のバランスが納得行けば、お金の工面を考えるでしょう。

では、反対に預かる立場としての料金。30日泊まってくれる方は大変な高額のお客様です。が、30日連続、自分は思い立って1泊旅行にも行けません。せいぜい出かけても2~3時間の買い物程度でしょうか。この拘束による閉塞感は皆様の想像以上だと思います。(同業者さん、いかがでしょう?)
自宅預かりに多い「自分の愛犬と同じように預かる」と言う謳い文句がありますが、責任の重さは自分の犬以上に重くのしかかるのですから、気の使い方は自分の愛犬以上です。自宅預かりの方で、一匹(もしくは1家族)しか預からないという方もいらっしゃるようです。そうすると、その方にとっては1ヶ月の収入は犬の大きさにもよるでしょうが最高でも75,000円から120,000円程度と言うことになります。私は声を大にして言いますが、お客様にとっては、これほどよい預かり先はないでしょう。自分の犬だけをじっくり世話してくれる個人の家庭。そして、預かる方も7~10万程度の収入からワンちゃんが汚した物や壊したものを買い換える程度の経費で済むならそれでいいのです、と言ってくれるシッターさんの存在。
ただし、そう言う方は派手な宣伝はしていません。何せ、1組で一杯なので断る数の方が多くなってしまいます。また、あれこれ物を壊したり、生活に支障が出るワンちゃんは断られてしまうでしょう。(でも、何か事故が起こった時の事は事前にしっかり確認しておきましょうね。万が一、趣味で預かっただけ・・・と、何の責任も感じてくれない人だったら大変です)

かぶこはそれよりもう少し商売っ気があります。派手な宣伝はしていませんが預かりの数も繁忙期だと犬猫合わせて10組くらいになることがあります。(その際、猫ちゃんには実家の部屋を使う場合もあります。)ヒマな時は稀にお泊りゼロの日もありますが。
 しかし、たった一泊しかしなかったワンちゃんが1万円以上の電気製品のコードを噛み切ったとか、張りたての床材を破ってはがしてしまったとか、物理的な損害が出ることも時々あります。そのお客様から頂けるのは追加項目にある破壊料金1,500円までです。赤字の分は他のワンちゃんから上がる利益で何とかやりくりしていますが、夜も眠れず疲労困憊の日が何日か続いたりした時は、「対価」に納得できないと仕事を続けて行く気力が生まれません。
例えば夜も吠えがちな子が1泊だけ泊まって2,500円いただきます。1日で考えると1,250円。アルバイトの時給で考えると約4時間分程度・・・・・・。預かり中ずっと緊張感が続き、夜もぐっすり眠れなくても2,500円。う~ん、私の労働力ってそんなもんなの!?と思った時、でも3,000円だと頑張れる、と思ったことから添い寝料金が500円に決まったりしたのです。そんなことがあって、料金の改定や追加項目ができてきました。それでも、未だに「手のかからない子は出きるだけ安く」しているつもりですし、料金以上の仕事をしていきたいと思っています。

大抵の自宅預かりのところは、うちより少々お値段がお高いようですが、繁忙期や休日でも2~3頭までの少ない数をじっくりお世話するのでしたら、お客様がそれを選ぶのは妥当な事だと思います。我が家はそんな「もっといいところ」が満室だった時に選んでくださればそれで嬉しいですし、うちの環境で十分満足だと思ってくださる方も尚嬉しいです。

さて、お読みになった皆様は我が家の料金をどう考えてくださるでしょう。
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by kabco | 2004-04-15 00:00 | エッセイ